マイホーム

本当は戸建てマイホーム購入のタイミングを震災後にしたかったけど子持ちだとそうも言ってられない件

夢のマイホームを購入するタイミングって各家庭によって色々あると思いますが、何にせよ人生で一番高い買い物になるので覚悟を決める必要があります。

我が家も2018年に念願のマイホームを購入したのですか、これからのローン返済のこと、資金計画のことなんかを考えると手が震えました。

私が特に購入するのを躊躇っていた理由が、「大きな地震が来る可能性が高い」ということです。

命懸けで買った家が震災の被害を受けて倒壊してしまったら・・・

と考えると家を購入する決心がなかなかできなかったんです。

そこで今回は、私が本当はマイホーム購入のタイミングを震災が来た後にしたかった話について書いていきます。

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30年以内に大地震が起こる可能性はものすごく高い

私に限らず、日本国民全員が恐れているであろう大地震ですが、30年以内に起こる可能性はものすごく高く、

  • 東海地震:88%
  • 東南海地震:70%
  • 南海地震:60%
  • 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震:99%
  • 首都直下地震:70%

となっています。【データ引用元:中央防災会議より】

私は愛知県に住んでいるので、30年以内に88%の確率で被災する可能性が限りなく高いということに。

言い方を変えると、30年以内に88%の確率で家が倒壊するかもしれないことを意味します。

地震に耐えても家へのダメージは残る

ここまで確率が高いとなると、大地震が来る前提で物事を考えなければいけません。

例として、仮に私が大地震が起こる前に家を購入し、幸いにも家が倒壊しなかったとします。一見ハッピーな展開にも見えますが、実はそうでもありません。

大震災と呼ばれる大きな地震は、本震の後にも継続して大きな地震が起きます。

建築基準法を満たしている家であっても、このように大きな揺れ(震度6以上)を繰り返し受けると、次第にダメージが蓄積して「揺れ疲れ」と言われる状態になります。

そうなると、構造体の当初設計した性能が徐々に落ちてきて、最悪の場合、倒壊する可能性だってあるんです。

本当は震災後に家を買いたかった

冒頭でもお話ししたように、私は震災後に家を買いたかったんです。

かなり不謹慎な事を言っているのは自分でもわかっています。しかし、ここまでに紹介してきた内容を踏まえると買う勇気を出す方が無理なのでは。

だって買っても壊れてしまうんだから。

30年以内に88%の確率で倒壊する可能性のある家を命懸けで買うってもはや意味が分かりませんよね。

しかし、そうも言ってられない状態が我が家にはありました。

子供のためにも家を建ててのびのび育ってほしい

我が家には当時0歳の子供がいます。

こちらの記事で詳しく紹介していますが、当時住んでいたアパートは子供が生まれてからは荷物が溢れかえり、生活スペースが圧迫していました。

20代子持ち夫婦が家を買うのは早い?私たちが新築戸建て購入を決意した理由とは私たち夫婦は今年、悩んだ末にマイホームを購入しました。 20代後半という世間一般で言ったら比較的早い段階でのマイホーム購入。 ...

これから歩くようになれば、もっと場所が必要になるというタイミングで「子供にのびのび育ってほしい」という気持ちが強くなってきたんです。

広い賃貸のマンションに引っ越す方法もありましたが、家賃がかなり高くなってしまうのもあり、家を建てた方がいいんじゃないかと夫婦で話し合ってマイホーム購入を決めました。

そもそも、地震がいつくるか正確な保証がありませんし、ずっと来ないまま子供が大人になっていたらシャレにならないのも理由の一つです。

ここで私はついに「震災後に家を買いたかった」という考えを捨てたのです。

地震に強い家を買えば問題ない

私たち夫婦は家づくりを始め、いろいろ家やハウスメーカーについて調べていくうちに、「地震に強い家」を建てればこれまでの悩みが解決することに気付きました。

「地震で家は壊れる」と考えるのではなく、「地震が来ても大丈夫」と考え方を変えたのです。

例えば、私が購入した一条工務店の家は、実寸大の家を作り、専用の施設で過去の大地震や、今後起きるであろう地震を実物の家に繰り返し与え、あらゆる性質の揺れに耐えれるかの実験を行っています。

▼実際に実験を行った地震波

【阪神・淡路大震災の地震波】
JMA神戸波、JR鷹取波、大阪ガス葺合波

【東日本大震災の地震波】
七郷(宮城)波、K-NET日立波、K-NET築館波、
K-NET水戸波、JMA古川波、SK-net岡本波、
SK-net成田波

【新潟中越地震の地震波】
JMA川口波

【新潟中越沖地震の地震波】
K-NET柏崎波

【駿河湾の地震の地震波】
JMA御前崎波、JMA島田波

【熊本地震の地震波】
益城町波本震、益城町波余震

【今後想定される地震波】
名古屋三の丸波、
想定南海トラフ地震名古屋波、
想定南海トラフ地震浜松波、
想定上町断層帯地震フラット型、
想定上町断層帯地震パルス型

【設計用入力地震波】
告示波タフト位相、告示波八戸位相

2年間で253回もの加震を行い、地震の被害を受けた後でも変わらない性能で生活ができることを証明しています。

【画像参照元:一条工務店

一条工務店の家は、耐震性能が標準で最高等級の3(数百年に一度程度発生する地震による力の1.5倍の地震力に対して倒壊、崩壊等しない程度)なので、耐震に関してかなりの判断材料になりました。

他にも、大和ハウス工業では、巨大地震(震度6強~7、阪神・淡路大震災時の記録波およびその加速度の2倍レベルも含む)18回、大地震33回、中地震34回、計85回の加震の結果、鉄骨フレームの損傷や外壁材のクラックなどの異常は認められなかったと発表しています。(2006年の実験による)

このように、耐震性に自信がある会社もあれば、地震が来ても変わらない生活が送れるレベルまで水準を上げている会社まであるんです。

「震災がきてから」なんて考え方の私でしたが、ここまでしっかりした判断材料があるのなら・・・とマイホーム購入に勇気を出して一歩踏み出せるようになったんです。

まとめ:地震は不安だけど、耐震性に信頼のおけるメーカーを選べば購入に踏み切れる

今回は私が本当はマイホーム購入のタイミングを震災が来た後にしたかった話について書いていきました。

当初は、これから自分たちに襲い掛かる大地震の確立の高さにビビっていた私。

しかし、ハウスメーカーについて調べ、耐震性について知ることで考え方がガラリと変わりました。

結論としては、「耐震性に信頼のおけるメーカーを選ぶ」

これがすべてかなと思っています。

私は一条工務店で家を建てましたが、まずは地震に負けないハウスメーカーを複数探して、どのハウスメーカーにするか検討していくといいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

理想の家の間取りをたった3分で計画できる方法

夢のマイホームは人生で一番高い買い物になるので、これから家を建てるなら誰だって「理想の家」にしたいと思います。

「理想の家」を叶えるための項目はいくつかあって、

  • どのハウスメーカー・工務店を選ぶか
  • 家の強度、利便性
  • 土地の場所
  • 値段
  • 間取り
  • 家のデザイン、外観

などなど多数ありますが、この中でも最も難しいのが「間取り」です。

私たち夫婦は最終的に建売住宅にしましたが、最初は注文も視野に入れて希望する間取りを考えました。しかし、間取りって全然決められないんですよね。

ましてや、決められないまま話を進めていくと、営業トークに飲まれて予算以上のオプション費用がどんどん膨らんでいくことになります。

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